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現在、日本人の約6~7割が近視にかかっているといわれていますが、中には矯正器具のわずらわしさにお悩みの方もいらっしゃると思います。そんな方たちのためにも、視力を回復させる方法をいろいろと紹介していきます。
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 日中、眼鏡やコンタクトレンズをするのは煩わしいけど、かといって近視を治すためにレーシックなどの手術を受けるのは、少し心配だし……。

 そんな人にピッタリなのが、今話題の「オルソケラトロジー」です。夜眠るときに特殊なデザインのコンタクトレンズを装用して、コルセットのように角膜のカーブを整えることで近視を治します。

●オルソケラトロジーとは?

ものが見える仕組みというのは、眼から入った光が網膜に映されることによって見えます。
近視の無い方の場合は、その光が映像を映す網膜に対して上手くピントが合うのですが、近視の人の場合はこの、眼から入った光が網膜の手前の点に集まってしまうため、ピントが上手く合わずにぼやけて見えてしまう症状です。

オルソケラトロジーはこれを上手く利用した近視矯正方法です。

レンズの先端をあらかじめ扁平にすることによって就寝時に角膜の形を変え、眼から入った光がうまく網膜にピントが合うように調節する仕組みなのです。

なお、近視や乱視の度合いは人によってそれぞれ違うので、レンズの形状は治療を受けるイトによって異なってきます。
レンズには米国FDA(日本での厚生労働省にあたる機関)が認可した「高酸素透過性レンズ」を使い、患者さんの眼の形状に合わせたレンズを使います。

 ハードコンタクトレンズを装用した状態で一晩寝て、朝起きた時に外す「夜間装用」という方法が主流です。
寝ている間にコンタクトレンズがコルセットの役割をして、近視や乱視のもととなる角膜のカーブを正常な状態に整えます。
これによって近視や乱視が矯正されて、裸眼視力が回復するという仕組みです。

 ただ、角膜は元のカーブに戻ろうとする性質があります。そのため、効果が持続して裸眼で過ごせるのはその日の日中までになります。常時良好な視力を維持するためには、週4〜5日の夜間装用が必要とされています。



●オルソケラトロジーは誰でも受けれるの?

 残念ながらこのオルソケラトロジーも、誰もが受けられる治療ではありません。
近視や乱視が非常に強い人は、治療しても十分な効果が得られません。
また、ほかに角膜(黒目)の病気がある人やコンタクトレンズを適切に使えない人には治療ができません。
一般的には、まだ近視が進行中の学生や、パイロット、消防士など職業上の理由で良好な裸眼視力が必要な人が適していると思います。
近視については「メガネ・コンタクトをつけた状態で0,5以上の視力がある方」であれば問題の無いことが多いようです。
乱視についても軽度のものであれば問題ありません。

ドライアイについても重度の方は使用しない方がよいのですが、軽度のものであれば医師の判断の元、使用可能になることも多いです。
また、寝ている間は眼を閉じているので常に角膜が潤っている状態となるので、眼を開けている状態で装用する通常のコンタクトレンズよりはむしろドライアイの方にとって適していると言えます。

実際に受ける場合は、カウンセリングや適性検査をきちんと受けて医師に十分確認しましょう。

 また、よく「何歳からできるの?」という質問を受けます。厳密な年齢制限はありませんが、コンタクトレンズの管理上からも、小学生の「夜間装用」は十分慎重に考えた方がいいでしょう。
ただし、使用可能であれば若年者の方を中心に「オルソケラトロジー」には近視の進行を遅らせる、または停止させる効果が確認されているために、小中学生のお子様をお持ちの方には近視を進めないためにも検討することをおすすめします。(7歳くらいから使用可能となるそうです)

 気になる術後の効果ですが、近視や乱視の程度によって多少差はありますが、半数以上の人が大体1.0近くまで見えるようになるそうです。
また、若い人ほど矯正効果が高いと考えられています。

●オルソケラトロジーのメリットとデメリット
まずメリットとしては次のようなことが挙げられます。

・裸眼で過ごすことができる。
・7歳~60歳くらいまでの幅広い年齢層の方が着用可能。
・使い捨てコンタクトレンズに比べ、費用は同じか割安。
・基本的に通常のハードコンタクトレンズと扱いが同じ。
・18歳未満の未成年を中心に近視の進行を抑制する効果がある。
・着用を中止することによって角膜の形を元に戻すことができる。

反対にデメリットには以下のことが挙げられます。

・定期的にレンズの着用をしなければならない。
・強度の近視、乱視の方には使用できない場合がある。
・装用開始初期は視力が安定しないことがある。

強度の近視、乱視の方には医師の方から使用許可がおりないことがあるようです。
いずれにしろ担当の医師と事前によく相談したうえで受けることをおすすめします。

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